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何も言ってないテレビ欄が好きだ

テレビ欄をながめているのが好きだ。

それもネットで見ることのできるやつやテレビをつけたら出てくるやつじゃなくて、テレビ誌の2週間分のテレビ欄。

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なぜそのテレビ欄がいいかというと、その雑誌が出る段階では放送内容が決まってなくて曖昧にしかテレビ内容を説明することができず、「色々説明しているけどこれ結局何も言ってないのと一緒じゃん!」というのがあるから。

この何も言ってないテレビ欄が好きなのだ。 

あまり説明しても意味がわからないと思うので、まずはこれを見てほしい。 

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すごくいい……。

この見事に何も言ってない感じがたまらない。

もう職人の領域とすら言える。

「爆笑ハプニング連発」に「!?」をつけることで本当に起こることかどうかをモヤっとさせ、最後は「大爆笑の渦が待ち受けている」で締める。

まったく番組の内容が見えてこず、プロの技を見させてもらったという読後感だけが残る。

 

これを見て夏休みの読書感想文で原稿用紙を埋めるために改行したり句読点をいっぱい使ったりして文字数を稼いだのを思い出した。 

テレビ欄のマスを埋める人たちはあの涙ぐましい努力を大人になってもやっている人達なのだ。

そう思ったらテレビ欄を見逃すにはいかないだろう。

 

他にもある。

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「白塗りで極太マユのおなじみバカ殿様

そんな冷静な目でバカ殿を見る人がまだこの日本にいたのか、という驚きに打ちのめされる。

 

次はこれ。

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 「面白ツアー」である。

 これも何も言ってない。

でも5文字だ。

5文字で番組の内容を説明しろと言われたら「面白ツアー」の5文字以外ないだろう。

松島や / ああ松島や……と来たら「松島や」しかないのだ。

あれと一緒だ。

 

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「いたずら映像」

この昭和感が漂うタイトルと、そして「もうお前には説明はいるまい」と読者の想像力に丸投げしたかのような空白に余裕すら感じる。

まさに横綱相撲である。

 

 そして最後

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ニュース番組は書くことがなさすぎて画面の大きさをプッシュ。

 

やはり何も言ってないテレビ欄は奥が深い……。