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半年間放置したぬか床を見て反省する

ぬか床を放置してしまった。

毎日かき混ぜないとすぐにダメになってしまうということを知っているのに放置した。

仕事が忙しくて、そんな事をやっている暇がないというのが理由ならいいんだけど、そういうわけではない。

単に嫌になっただけだ。

 

今日は久しぶりにその「ぬか床」の様子を見てみようと思う。 

 

ぬか床に振り回される

今からさかのぼること半年。

毎日晩酌のおつまみを買いに出かけるのがおっくうだったので、

「よ〜し、これからは自分で漬け物を毎日作ってそれをつまみながらチビチビ飲もう。唐揚げや餃子でビールを飲む時代は終わったんや。ワンランク上は漬け物つまみながら焼酎でチビチビや!」

と思い、ぬか床をスーパーで買ってきたのだ。

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だが、結果から言うとチビチビは5日も経たないうちに辞めた。

漬け物を漬けたから早く食べなきゃ、今日こそ食べなきゃ腐ってしまう!という強迫観念に駆られたからである。

もちろん仕事中も気になって仕方がない。

頭はもう、ぬか一色。

文字通りぬか漬けだ。

そして最終的には

「ぬか床に振り回される人生なんて、もう嫌や〜!」

と思い、台所の棚にしまったのだ。

 

あぁ……ごめんなさい。

 

僕は最低な人間です

ぬか床はペットのようなもの、と誰かが言っていた。

それは、ぬか床の世話も出来ない人がペットなんて飼えるわけがない、という意味にもなる。

 

だが僕は昔、実家でペットを飼っていた。

 

25年程前、家族で奈良のあやめ池遊園地にいく途中、僕たちが乗っている車を追いかけてくる子犬がいた。

それは本当に可愛らしく、家族全員が

「あいつを飼おう!」

という意見になり、遊園地に行く予定をキャンセルし子犬を家に持ち帰った。

飼いはじめた当時は僕もちょくちょく散歩に連れて行っていた。

だが、だんだん成犬になるにつれて犬の力も強くなっていき、僕はほとんど散歩に行かなくなってしまった。

(この話、動物好きの人が聞いたら怒るんだろうな……。先に謝っておきます。ごめんなさい。でも、ちゃんとしっぺ返し食らいますんで。)

結局、犬の散歩は母の仕事になった。

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それから6〜7年経ったある年の大晦日。(僕、中2。犬、8歳ぐらい)

母がおせちを作ったり、大掃除したりで忙しそうだったから、僕が久々に犬の散歩に出かけることにした。

散歩終盤、隣の家の前に差し掛かった頃、突然そこの家の飼い犬が吠えて道に飛び出し、うちの犬とケンカになった。

当然僕はケンカを止めるためにリードをグイっと引っ張る。

するとうちの犬は、その勢いのまま僕にキバをむいて向かってきた。

突然の事だったので、僕は何もできず無防備な左足にガブっといかれた。

 

それは日頃、

「こいつ全然散歩してくれねーな!」

という怒りがこもった渾身の「ガブっ」だった。

 

結局足を30針縫う大けが。

大晦日の忙しいときから1週間ぐらい入院した。

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赤ペンで◯をつけた所が当時の傷跡。

自業自得とはまさにこの事。

こんな最低な僕にペットを飼う資格や、ぬか床を扱う資格はないのだ。

 

あぁ……ごめんなさい。

 

話は逸れてしまったが、ぬか床である

さて、ここに問題のぬか床が眠っている。

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半年間、1回も開けずに来た。

もう、この中がどうなっているかはわからない。

中で腐敗が進み、虫がわいているかもしれない。

異臭騒ぎになるかもしれない。

扉を開けた途端……、大爆発が起こるかもしれない。

(映画『ハートロッカー』のワンシーンが僕の頭をよぎった)

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怖いよ〜、ごめんなさい!

 

だが、後片付けに手間がかからない程度に、ものスゴくカビが生えているのを期待している自分がいる事も確かだ。

人間ってややこしい。

好奇心ってやつだ。

 

もしそんな事になっていたらどうしよう。

普通にそのぬか床はゴミとして捨てていいのか?

もし、普通に捨てたら清掃業者の人がゴミ袋を持った途端に重量的に変な物が入っていると思い、持って行くのを拒否しないだろうか?

 

なので、ここはどうにかして自分で処理したい。

 

少しずつポケットにぬかを入れて公園に捨ててこようか?

なんだか脱獄モノの映画のワンシーンみたいでかっこいいじゃないか。

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いや……これは怪しい!

腐ったぬかを捨てていくなんて新手の妖怪みたいじゃないか。

たとえ捨てるのが成功したと思って喜んでいても、誰かに通報されていて、喜びがぬか喜びになるのは目に見えている。

 

うまい事言っている場合じゃない。

こんな事をしている間にもぬか床の腐敗は進んでいるのだ!

  

ついに対峙する時が来た

というわけで、ようやく実物をみることに…。

完全武装だ!

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おそるおそる扉を開ける。

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おぉ……まだある。(そりゃそうだ。)

これが問題のぬか床だ。

爆風は襲ってこないし、驚くことに異臭もなかった。

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一見普通だ。

だが、油断は禁物だ。フタを開けるまでは分からない。

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そ〜っと開ける。

いよいよだ……。

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………………。

ん?最後に見た時からほとんど変わっていない気がする。

匂いも以前と同じぬか床の香り。

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いや、よーく見ると、全体的に前よりも白く、うっすらうぶ毛のようなカビが生えている。

端の方には緑のカビもある。

 

でも、全然思ったほどグロくない!!

 

なんなんだ!

この残念な感じは!?

何がハートロッカーだ!

想像を遥かに下回るこの見た目。

ここまで読んでくれた方、本当にごめんなさい!!!

 

一応、結論を言っておくと

「ぬか床は半年程度でめちゃくちゃ腐るということはない」

でした!

 

というわけで、このまま終わる訳にもいかないので

「次は1年後に会おう!」

と告げ(告げてないが)、また元あったところにしまっておいた。

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ごめんなさい……。